欠乏症

葉酸の1日の摂取量目安は

葉酸は健康のために欠かせない栄養素ですが、漠然と摂るよりも「どれくらい必要なのか?」を理解した上で摂取したほうが効果的です。
これは他の栄養素でも同じで、意識して実践することが『理想的な食生活』につながるのです。

今回は『葉酸の1日あたりの摂取量目安』についてお教えしますので、過不足のチェックを行ってみましょう。

葉酸の摂取量目安については厚労省が具体的な指針を発表しており、それによると一般的な男女なら『240μg』、妊娠中の女性が『440μg』、授乳中は『340μg』ほど摂るのを推奨しています。
これはあくまで最低限の数字であり、多少多くとも(+100μg程度)なんら問題はありません。

もしもこの数値を下回った場合、短期間の不足なら大きなトラブルもありませんが、数ヶ月以上欠乏すると『味覚障害』や『貧血』といった問題が発生し、『新陳代謝への影響』もあるので老化しやすくなります。

ただ、一般市民の平均的な食事内容だと『200μg前後』の葉酸が摂れているという結果も出ており、よほど偏った食事でもしない限りは大丈夫でしょう。
それよりも心配なのは、通常の倍ほど必要になる妊婦です。

妊婦が葉酸不足になった場合、『胎児に先天的な障害が発生しやすくなる』でしょう。
食生活が乱れてからそうした子供が増えたとされるのは、こうした必要な栄養素の不足も大きく関わるのです。

食事にてきちんと補う場合、妊娠中は『ほうれん草』や『ブロッコリー』、『アスパラガス』などを重点的に食べましょう。
基本的に「妊娠中は緑黄色野菜を中心に食べる!」と意識すれば、不足しにくいですね。

他にも『豆類』や『柑橘類』からも摂れるため、野菜の用意が難しいなら幅広い食品に着目し、しっかりと取捨選択を行いましょう。

葉酸の摂取量目安についてはいかがでしたか?普通の食事をしていれば不足しにくいとは書きましたが、それは自炊も想定しているため、外食や出来合いが多い人は欠乏しやすいでしょう。

妊婦ならなおのこと大事ですが、そうでなくとも葉酸についてもっと意識しておき、野菜を生活に取り入れてくださいね。