欠乏症

葉酸で胃の粘膜を保護

「年齢を重ねてから、胃粘膜がすっかり弱くなった…」こう悩む人は大変多いですね。
確かに加齢は胃腸を弱くする原因の一つですが、『葉酸不足』も影響しやすいのはご存じですか?

現代の食生活では葉酸が不足しやすいため、自然と胃が弱い人も増えています。
そこで、胃の粘膜を栄養素からも保護していきましょう。

「なぜ葉酸が胃粘膜に関わるの?」という疑問については、『細胞の代謝を助けるから』というのが答えになります。

私たちの細胞は消耗と再生を常に続けるのですが、葉酸が不足するとこの細胞も弱ったままで生まれ変わらず、結果的に『体中の老化』につながるのです。
これは胃の粘膜とて同じですし、特に胃というのは毎日働いて消耗も激しいので、不足がダイレクトに響くでしょう。

胃の粘膜がなくなれば胃酸でダメージを受けるように、痛みやその他の病気に直結します。
「それならきちんと摂りたいけど、なにから摂取できるの?」と気になりますが、ここで最初にお話した『現代の食生活』を想像してみましょう。

そうなると真っ先に思い浮かぶのが『野菜不足』であるように、主に野菜類から摂取できるのです。
ほうれん草やパセリ、アスパラガスなどが特に多めとされており、これらをバランス良く摂取できれば、まず困らないでしょう。

「野菜は良いけど、調理するのが面倒!」とここで思うかもしれませんが、安心してください。
この栄養素は『生に近いほど保有量が増える』ため、「野菜を洗っただけの簡単なサラダ」でも十分摂取でき、葉酸狙いのレシピは驚くほど簡単でしょう。

野菜によっては茹でたり炒めたりするほうが他の栄養素を補えるため、「この野菜は葉酸重視でサラダに、それ以外は好みで調理しよう」と使い分けられるとなお良いですね。

一度でも胃腸が弱ると、あとは弱りっぱなし…なんて悲観することはありません。
細胞は死ぬまで再生するように、葉酸を摂り続けることで粘膜も保護し続けられるのです。

胃が痛むようなら意識して野菜を摂取すれば、大幅な改善につながるでしょう。